数万円かかってしまうこともあるナビキット。
しかし、自分でナビキットを作成して自動車に取り付けることができれば数百円で走行中ににテレビを見られるようにすることが可能になります。
今回は、作成してきた様々なナビキットを紹介しますので参考にしてください。
※今回紹介する内容はトヨタ・ダイハツのディーラーが販売するナビ(販売店装着オプションのナビ)を基本として説明しているため、すべての自動車・ナビで該当するわけではないので注意してください。また改造にともなう損害やトラブルに対する責任は一切負いかねますのでご了承ください。
この記事の目次
激安編
とにかく安くナビキットを作成して改造したい方のために紹介します。
『ナビキットをつくるための工具紹介』の投稿でも触れましたが、一般の人がDIYで作業する場合、改造方法によっては工具の購入にお金がかかってしまいます。
それでは激安改造にならないので、
『必要最低限の工具で改造する場合』と、
『ナビキットをつくるための工具を持っている場合』
に分けて紹介します。
※ナビを取り外すまでに必要となる工具については割愛していますので注意してください
必要最低限で改造する場合
≪必要なもの≫
- 配線付きの端子 2本
- ワイヤーストリッパー
- カプラ端子抜き工具
- ビニールテープ
≪ナビキット作成方法≫
配線付きの端子の配線側の被覆をワイヤーストリッパーを使用して2cmほどはがします。
2本の配線付き端子の被覆をはがしてでてきた芯線を結んで、それをアース端子のかわりにします。
※配線コードが短い場合は、配線コードを延長してください。
終了!!!笑
≪かかった費用≫
紹介している配線付き端子 162円(税込、送料別)×2個=324円
送料は一番安いメール便で216円
カプラ端子抜き工具のかわりに百均で購入した精密ドライバー 108円
百均で購入したビニールテープ 108円
ワイヤストリッパーのかわりに百均で購入したラジオペンチ 108円
合計864円で作業ができます。
あとはこちらで紹介しているように、
カプラ端子抜き工具でパーキングブレーキの端子を抜き取り
ビニールテープで抜き取ったパーキングの端子を絶縁
作成したナビキットの端子をカプラーのパーキングブレーキとテストにつないでアースにおとす
という方法になります。
ちょっと待った!!
ここで助言です。
何も工具などがない状態から改造をするとなると、安価なナビキット並みの金額になってしまいます。汗
調べると上記の商品のように送料込みで1000円ほどでキットが購入できるのでこちらを購入した方がいいのかもしれません。
ナビキットをつくるための工具を持っている場合
≪必要なもの≫
- メスの端子 2個
- 配線コード
- ワイヤーストリッパー
- 圧着工具
- カプラ端子抜き工具
- ビニールテープ
≪ナビキット作成方法≫
メスの端子と配線コードを圧着工具でつなぐ工程が必要となるので、まずは配線コードの被覆を約3mmめくります。
※私が使用している配線は細いので圧着の際に接触不良にならないよう被覆を約7mmめくり折り曲げて芯線を太くしてから圧着しています。
画像のように芯線かしめ部分と被覆かしめ部分があります。
作業が細かいので注意して圧着してください。
あとは『必要最低限で改造する場合』の工程と同じになります。
≪かかった費用≫
- メスの端子 22円(税込み・送料別)×2個=44円
- 送料は一番安いメール便で216円
- 配線コード 165円
- ビニールテープ 108円
合計533円で作業ができます。
例えば、整備士をしている人であれば、配線やビニールテープなどの消耗品はそろっていると思います。
その場合は、メスの端子のみ44円(送料除く)購入するだけでナビキットを作成できてしまいます。
ナビキット本気篇
画像のナビキットはDIYで私が作成したものです。
こちらのナビキットはコネクターをカチッとつなげてアースをつけるだけで改造が完了します。
車にナビキットを取り付ける作業時間を短縮したい場合や、車の代替えを頻繁にしたりナビも移植するような人(ディーラーの営業マン)にはこちらのナビキットを作成しています。
しかし、このナビキットは市販されている安価なナビキットと全く構造が一緒です。
実際につくってみて思ったのですが、細かい作業で初めて作った時には1個1時間以上かかってしまいました。
細かい作業で時間もかかるため、たくさん作って商品として売るような人でなければ、ナビキットを購入した方がいい
という結論が出ました。
ぜひ参考にしてください。