『走行中テレビがみれるように改造するのは違法??』でも紹介しましたが、基本的に運転者が走行中に見ないことが絶対条件ですが、走行中テレビがみれるように改造するテレビキャンセル加工(テレビキャンセラー)は違法ではありません。ではどうすれば走行中にテレビがみれるようになるのでしょう?今回は走行中にテレビがみれるようにするために必要となる知識を紹介したいと思います。
※今回紹介する内容はトヨタ・ダイハツのディーラーが販売するナビ(販売店装着オプションのナビ)を基本として説明しているため、すべての自動車・ナビで該当するわけではないので注意してください。また改造にともなう損害やトラブルに対する責任は一切負いかねますのでご了承ください。
この記事の目次
走行中のナビ制御
通常であれば自動車を止めてサイドブレーキを引くことによりテレビがみられるようになります。よって、
『サイドブレーキが引かれていること』
『自動車が走っていない状態であること』
という2つの条件が必要である気がします。
しかし2つの条件が必ずしも必要であるというのは誤解で、実際のナビのシステムはこれらの信号を使い分けています。
走行中にテレビをみるにはサイドブレーキ
ほとんどのナビは、
サイドブレーキが引かれているという状態をナビが認識すれば走行中にテレビがみられる
ような構造になっています。
わかりやすくいえば、
『サイドブレーキが引かれているということは自動車が止まっているはずだからテレビをみらえるようしても大丈夫』
という考えからこのような構造になったのだと思います。
ナビの操作は車速
通常、目的地の入力などは走行中のナビ操作による事故防止などの安全性の観点から、走行中はナビの操作ができないようなシステムになっています。
ナビは自動車がどれくらいの速度で走っているのかという情報を教えてもらうことでナビを動かしています。
(この他にGPSによって位置情報を修正しズレをなくしています)
よって、ナビは自動車が走行中であることを車速センサーからの信号によって判断することができ、車速信号がないときは停車中と判断してナビの操作ができるように制御をします。
注意事項
こちらの内容はナビの基本的な構造の説明です。
すべての自動車・ナビで該当するわけではないので注意をしてください。
例えば、
『メーカー装着オプションのナビはサイドブレーキの信号を改造しただけではテレビがみられるようにならない構造のもの』
『社外品ナビはサイドブレーキの信号を改造しただけで走行中にテレビがみられるようになるだけでなく、ナビの操作までも可能になるもの』
などがあったりします。
ナビのテストモードについて
ナビがサイドブレーキや車速などの信号によって走行中にテレビがみられるように制御していることは説明しました。
しかしこれらの信号を改造するだけではダメなのです!!
ではなにをすればいいのか?
それは・・・
ナビ本体をテストモード(整備モード)に移行する
ということをします。
テストモードにする必要性
技術の発達によりナビも賢(かしこ)くなってきているからといえばいいのでしょうか。
サイドブレーキの信号のみを改造してテレビがみられるようにしたとすると、
ナビ本体は
『なぜ自動車が動いているのにサイドブレーキが引かれているの?』
といったように、ナビからすれば異常な状態なのでナビ本体が対処しきれず、最悪の場合にはナビが壊れてしまうこともあるそうです。
よってテストモードに移行してあげることで、
『サイドブレーキが引かれている状態で走行しているのはテレビを見るためであって、異常が発生したわけではないので気にしないでください。』
とナビ本体の制御方法を変えてもらう必要があります。
どうやってテストモードに移行するの?
ナビの配線には、通常は使われていないテスト端子というものがあります。
テスト端子を『アースにおとす』
という改造をすることによってテストモードに移行する構造となっています。
実際の改造方法
実際の改造の方法については後日投稿しますのでお楽しみに!!
『ナビキットはボッタクリ?!真実教えます!』の投稿にて改造方法を紹介していますので参考にしてください。