ボディーコートの施工をDIYでしたことはありますか?
昔は、専門的な知識や技術がなければボディーコートは難しいとされてきました。
しかし、最近では知識や技術がなくても簡単にボディーコートができるよう、商品が改良されてきています。
比較的に安く施工ができるということもあって、DIYでボディーコーティングする人が増えてきました。
特にわたしが耳にするのは『ピカピカレイン』という商品です。
お客様の中には自分で施工したという方もたくさんいますが、ムラになってしまった人もいます。DIYで施工ができるといっても、ある程度の知識がなければ施工ミスになって苦労が水の泡です。
今回は失敗しないための施工方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
- ※紹介する内容は『ピカピカレイン』という商品の施工を目的として解説しています。
- 他の商品では適さない内容もあるかもしれませんのでご注意ください。
- 初めてDIYで作業するという目線で重要な部分をピックアップして投稿しています。
- 紹介している方法以外にも様々な方法があるため参考程度としてください。
この記事の目次
ピカピカレインとは
コーティング剤・ピカピカレイン・ワックス・ガラスコーティング・洗車・ガラスコーティング剤… |
ボディーコーティングで人気のある商品名です。
商品の特徴は
- 3年持続するという効果
- 水はけがよく汚れがつきにくい
- ボディーに光沢がでる
そして、最大の人気の理由が施工のしやすさにあります。
下地処理といって、コンパウンドといったものでボディーをきれいに磨くという面倒な作業をしなくても比較的きれいに仕上げられてしまうということです。
とはいえ、ある程度の下地処理をすることで、さらにきれいな仕上がりになることは言うまでもありません。
価格も比較的安価ながら予想以上の効果があるということで、私のまわりでも人気の商品です。
ピカピカレインの種類
ニューピカピカレイン 光沢が必要でない車向け
スーパーピカピカレイン 光沢と親水性(水となじみ薄く広がる)
ハイパーピカピカレイン 更なる光沢と撥水性(水をはじき水玉になる)
ピカピカレインプレミアム 親水性と撥水性のいいとこどりの新商品
とたくさんありますが、基本的には新商品のプレミアムを購入するのがおすすめです。
洗車の重要性
ボディーのコーティングをする前に必要となるのが洗車です。
プロとDIY作業の大きな違いの一つが施工前の処理(下地処理)です。
車のボディーに付着した汚れ・油分をしっかり取り除かなければコーティングがのってくれません。
ムラになってしまったり、持続期間か短くなってしまいますので注意してください。
ボディーのコーティングをする車両の汚れをしっかり確認し、これから紹介する方法でできる限り汚れを取り除いてください。
ボディーの汚れを取り除く方法
ボディーの汚れといっても、その種類は虫の死骸、鳥のフン、走行中に付着した泥、鉄粉(ブレーキダストなど)、ピッチ・タール(アスファルトの汚れ)などと様々です。
かといって、しぶとい汚れをスポンジなどで強くこすってしまうと傷がついてしまいます。
また、プロのようにコンパウンドでムラなく下地処理をするのは困難です。
DIYでできそうな方法をいくつか紹介しますので、ボディーのコーティングをする車両の状態と照らし合わせて参考にしてください。
ネンドクリーナー(マジック粘土)
楽天特別価格!塗装面やガラス系コーティング面に傷を付けることなくワックス、鉄粉、ピッチタ… |
DIYの作業で便利なのが、ネンドクリーナー(トラップ粘土)という商品です。
価格も安く、洗車後にはケースに入れて保管できるというメリットがあります。
ネンドクリーナーを使用するときの注意点は、コンパウンド成分が含まれているかの確認です。
コンパウンドとは、簡単にいうとボディーをけずることで汚れを落とす成分のため、ボディーを傷つけてしまうことが少なくありません。特にブラックなどの暗いのボディー色は傷が目立ちやすいので注意してください。
上にて紹介しているのは、私が実際に使用しているコンパウンド成分が含まれていない粘土クリーナーなので参考にしてください。
もう1つの注意点はたっぷり水をかけながら作業をするということです。
水分がすくなくなると抵抗が大きくなって作業効率が悪くなります。
また抵抗が急に大きくなってネンドクリーナーを地面に落としてしまうことがあります。
できれば水をホースでかけ続けながら作業をすることをお勧めします。
上の動画は、ボディーのピッチ・タールが付着しているかの判断方法、ネンドクリーナーの使用方法を詳しく説明しているので参考にしてください。
ピッチ・タールクリーナー
ボディに付着したピッチ、タール、グリス等を強力に除去します。ピッチタールクリーナー500mlス… |
ピッチ・タールなどの汚れを取り除くのではなく、分解するという方法です。
個人的な意見ですがネンドクリーナーよりも、ピッチタールクリーナーのほうが汚れを落としやすく便利です。
しかし便利なだけにデメリットとして
ボディーが熱い場合にはムラになってしまうことがある
人体への影響がある(皮膚や呼吸器系など)
火気厳禁
など使用上で注意することが多く上級者(プロ)向けです。
使用する場合は取扱には十分に注意してください。
カーシャンプー
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ボディーの汚れをとるための定番商品ですが、水洗いでは取り除けない油分を取り除く目的があります。ボディーコーティングをする際は、少なくともカーシャンプーで洗車をするようにしましょう。
注意することは、ボディーの汚れでも虫やピッチ・タールといったものはカーシャンプーではなかなか落とせません。
紹介した粘土クリーナーやピッチタールクリーナーなどで先に除去しておくことをおすすめします。
種類は様々ですが、ここではボディーのコーティング後のことも考慮して中性のものをおすすめします。
なぜかというと、アルカリ性や酸性のカーシャンプーは汚れを取り除く能力には優れていますが、ボディーのコーティングまでも落としてしまいます。ボディーコーティングをしていない(する前)の車両であればアルカリ性や弱酸性のカーシャンプーでも問題ありませんが、その後のメンテナンスでは中性のものが必要になってしまうので・・・。
ということで今回は、ピカピカレインの施工のための説明なので、ピカピカレイン専用カーシャンプーを紹介しています。
ピカピカレイン施工方法
こちらの動画で紹介されていますので参考にしてください。
どうですか?
そうなんです。
施工は比較的簡単なんです!!
一番重要なのは、今回の本題である『施工を失敗しないための方法』です。
施工を失敗しないための注意点
作業場所・時間・天気などを考慮する
ピカピカレインはガラスコーティングといって液体が硬化します。
夏の熱い時期は特にボディーが高温になり、液体が硬化して均一に伸ばすことが困難です。
少なくとも炎天下では作業をしないことをおすすめします。
冬の寒い時期に注意しなければならないのが夜露です。
夜に施工して朝になったら露でビショビショ・・・
なんてことにならないように注意してください。
理由としてピカピカレインは施工後、外面が硬化する12時間は水に濡れないようにしなければなりません。
外で施工していたら急に雨が・・・
ってことにも十分注意してください。
できる限り車の汚れを取り除く
汚れの上にコーティングしないように紹介した方法などで汚れ・油分を取り除きましょう
ボディーの水分を確実に取り除く
コーティングをしている最中に水が垂れてきてしまうと作業が中断してしまいます。
そのまま作業を続行し水分を含んでしまうとムラの原因になります。
『走行したり』『ドアの開閉をする』ことで、できる限り水滴を飛ばして後から水が垂れないようにしましょう。
塗ったらすぐにふき取る
薄く均一にのばす
がキレイに施工するための基本です。
失敗しないためには施工範囲を小さくして(コーティング剤が乾く前に)すぐにふき取るようにしましょう。
施工は明るい場所で
暗い場所ではコーティング剤が塗れているのかが判断しにくくなります。
暗い場所では塗りすぎによるムラが多いので注意してください。
また、クロスでのふき取りが不十分だったことによりムラができてしまう場合があります。
液体が硬化してしまってからムラに気付いても手遅れです。
できる限り明るい場所で作業するようにしましょう。