ホイールの傷には、走行中にぶつけてしまってできる傷と、タイヤの脱着によりできてしまう傷があります。
走行中にぶつけてしまってできる傷は安全運転をすることでしか防ぐことができません。
しかし、タイヤの脱着によりできてしまう傷は、適切な工具と作業、適切なハブナット(ホイールナット)を装着することで防ぐことができます。
ドレスアップでホイールを購入する予定のある方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
適切な工具と作業
インパクトを使用しないようにする
インパクトは力が強いためまっすぐに保持することが困難です。
インパクトを使用することで作業効率は良くなりますが、ホイールを傷つけてしまうリスクが高くなります。
また、ハブナットが外れてもインパクトは惰性で回るものがほとんどです。
惰性で回っている間にソケットがホイールにあたって傷がつくことがあります。
肉厚の薄いソケットを使用する
薄肉のソケットを使用することでホイールとハブナットの隙間が広くなり、ソケットがホイールにあたって傷けてしまうリスクが低くなります。
薄肉のソケットが付属されているホイールもありますが、ない場合はとにかく薄肉のソケットを購入しましょう。
整備士の多くが愛用しているSnap-onという工具には薄肉のソケットがないため、周りの人のほとんどがKTCのソケットを使用していますので参考にしてください。
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最後のハブナットを緩めるときは要注意
1本のホイールに4~6本のハブナットで固定されていますが、最後のハブナットを緩めていくと、ホイールが徐々に傾くことによりホイールがソケットと干渉して傷がつくことがあります。
ホイールが傾かないようにしっかりと押さえてハブナットを緩めましょう。
適切なハブナット
ホイールナットのサイズを小さくする
トヨタ車の場合、ほとんどのハブナットのサイズが21mmになっています。
21mmのハブナットを使用すると、アルミホイールの種類によってはどんなに薄肉のソケットを使用してもホイールに干渉してしまう場合があります。
このような場合は、ハブナットのサイズを小さくすることでアルミホイールとの隙間を広くしてソケットが干渉しないようにします。
自分の車を例にすると、21mmのハブナットをつけるとホイールに傷をつけてしまう危険があるため、ジュラルミンロックナット(サイズは19mm)を使用することでソケットがホイールに干渉しないようにしています。
土台のあるハブナットを使用する
テッチンホイールに使用されているナットなどは、土台部分が存在しないためソケットを奥まで差し込むとソケットがホイールにあたって傷がつきます。
トヨタの純正ハブナット(平面座)はソケットを奥まで差し込んでも土台のワッシャー部分があるためホイールを傷つけることがありません。ノーマルタイヤ(純正ホイール)が純正ハブナット(平面座)を使用していた場合、純正ハブナット(平面座)が使用できるホイールを購入することで、新たにハブナットを購入する必要もなくなりお勧めです。
また、私が使用しているジュラルミンロックナットは土台があるハブナットのため傷をつけてしまう心配がありません。ホイールを傷つけないためには、純正ハブナット(平面座)又は土台のあるハブナットを使用するようにしましょう。
注意事項
ハブナットの種類にはワッシャーの付いた純正ハブナット(平面座)、テーパーナット、球面ナットがあります。
ホイールに合わないハブナットを使用した場合、ハブナットがゆるむ危険があります。
必ずホイールにあったハブナットを使用するようにしましょう。
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