
オイルフィルタを交換するときに、硬くて緩めることができずに困ったことはありませんか?今回は、固くて緩められないオイルフィルタの取り外し方法を紹介したいと思います。整備士でも知っている人は少ない裏技?もあるのでぜひ参考にしてください。
この記事の目次
カートリッジ式オイルフィルタの場合
カートリッジ式オイルフィルタとは
エレメントとケースが一体になったもの
取り外し方
カートリッジ式オイルフィルタのケースは変形しやすいため、オイルフィルタレンチをしっかりかけて、力が逃げないよう徐々に力を加えて緩めていきます。
それでもオイルフィルタがなめてしまった場合は、固いとき専用のオイルフィルタレンチ(サイズ調整カップ式オイルフィルタレンチや3本爪オイルフィルタレンチ)を使用するなどして、ケースを変形させて強引に取り外すという方法をとっています。
なめるとは・・・ボルトやナットなどのネジ山がつぶれてしまい、工具が滑って外すことができないこと
エレメント交換式オイルフィルタ
エレメント交換式オイルフィルタとは
エレメントをケースから取り外すことができる(ケースは再利用)
取り外し方
カートリッジ式オイルフィルタとは違い、大きな力を加えてもケースが変形(又は破損)してなめたということは私の知る限りではありません。力を加えていくとオイルフィルタレンチが変形(又は破損)して取り外すことができなくなる経験が数回あります。
このような場合は、
緩める方向に力を加えながら、ハンマーでオイルフィルタのつけ根に衝撃を加えてください。
≪注意≫
10㎝くらいの高さから何度かハンマーでたたいていると緩みます。
オイルフィルタのつけ根の素材はアルミで、あまり強く叩くと破損させてしまう危険があるので注意をしてください。
オイルフィルタレンチが外れない場合
古いオイルフィルタから外れない場合
オイルフィルタレンチを手で支えて、オイルフィルタレンチの上部をハンマー等で叩いて衝撃を加えるとほとんどの場合は外れてきます。
それでも外れない場合は、エレメントを直接たたいて徐々に外していくという方法をとっています。
新品のオイルフィルタから外れない場合
オイルフィルタが緩まない程度の力で緩める方向、締める方向交互に力を加えて嵌合(互いにはまりあうこと)をなくして取り外していきます。
今回紹介した工具
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