
一般の人のみでなくプロの整備士でも欲しい情報。
それがナビキットをつくるための部品に関する情報です。
整備士を長くやってきましたが、その部品の品番やどこで購入できるのかまで知っている人はほとんどいません。
それはなぜか・・・。
知っていたとしても教えたくない情報だからです。
今回は、こちらの投稿を見に来て頂いた方に感謝をこめて公開してしまうことにします。
また、ナビキットに関する投稿はこちらにもありますので参考にしてください。
※今回紹介する内容はトヨタ・ダイハツのディーラーが販売するナビ(販売店装着オプションのナビ)を基本として説明しているため、すべての自動車・ナビで該当するわけではないので注意してください。また改造にともなう損害やトラブルに対する責任は一切負いかねますのでご了承ください。
この記事の目次
ナビキット作成のパーツ紹介
純正品と社外品について
まずはじめに悩むのが部品を純正品・社外品のどちらにするかです。
考え方として、純正品は安心感があるが価格が少し高いといったところでしょうか。
私の場合は少しでも価格の安い社外品を使用しています。
今回はどちらでも購入できるように紹介していきます。
純正品を購入したい場合は、トヨタなどのディーラーで部品を注文する必要があります。
純正品は一度も注文(使用)したことがないため、部品を注文する際に必要となる品番のみの紹介とさせていただきます。
※純正品の価格については今後調査予定
社外品の場合は、ネット上で購入することが可能です。
社外品に関しては私自身が実際に取り寄せている部品と同じものを掲載していますので参考にしてください。
※画像をクリックしていただければ商品購入ページへ移動できます。
また、今回紹介している部品は、私が調べた限りカーショップや工具屋などで市販されているところをみたことがありません。
(配線コード・アースコード・エレクトロタップを除く)
ネット上で社外品、ディーラーで純正品のどちらかにて購入することになるかと思います。
社外品は品質的に大丈夫?
社外品に対して抵抗がある方もいるかもしれません。
確かに社外品は純正品に比べて少し安っぽい印象を受けます。
しかし、私が使用している限りでは問題はありません。
5ピン(5極)のコネクター
≪オスカプラー≫
価格:税込173円(送料別)
トヨタ純正品番:90980-11920
注意事項:こちらの商品は端子がない状態です
商品番号(社外品):5P040-F-tr
価格:税込173円(送料別)
トヨタ純正品番:90980-11909
注意事項:こちらの商品は端子がない状態です
5ピンのコネクターに使用する端子
≪オスカプラーに使用する端子≫
商品番号(社外品):M040
価格:税込22円(送料別)
適合コードサイズ:0.3~0.5sq
トヨタ純正品番:82998-12670
(同形状で金メッキタイプの純正品番:82998-12680)
≪メスカプラーに使用する端子≫
商品番号(社外品):F040
価格:税込22円(送料別)
適合コードサイズ:0.3~0.5sq
トヨタ純正品番:82998-12690
(同形状で金メッキタイプの純正品番:82998-12880)
配線コード
商品品番:2800
導線サイズ:0.2sq相当
使用可能電力:DC12V30W以下
DC24V60W以下
導体最高許容温度:80℃
許容電流算出周囲温度:70℃
≪備考≫
こちらの商品はカーショップなどで購入することも可能です。
紹介した配線コードサイズは0.2sq
紹介している端子の適合コードサイズは0.3~0.5sq
紹介している配線コードが細くない?
と思うかもしれませんが細い導線コードを使用しているのには理由があります。
エーモンが発売している次に太い配線コードは0.5sqのものになりますが、
それが実際に使われている車両の配線コードより太くなってしまうからです。
0.2sqの配線コードは車両の配線コードと同じサイズのため使用しています。
※個人的な見た目による判断のためまったく同じサイズではない可能性があります
アースコード(アース端子)
メーカー:エーモン
商品品番:M274
穴径サイズ:6φ(直径6mm)
適合コードサイズ:0.5~2.0sq
≪備考≫
こちらの商品はカーショップなどで購入することも可能です。
安く済ませたいのであれば被覆(配線コードをおおっている部分のこと)をめくって、そのまま配線コードをアースにつなげても問題ありません。
見た目をよくしたいのであればアースコードの購入をおすすめします。
アースコードの適合サイズが配線コードより大きくない??
実際の画像をみていただくと、確かにアースコードが大きく配線コードの取り付けが通常より困難です。しかし、配線コードより大きなアースコードを使用している理由は、
アースをとるためによく使用される10mmのボルトに固定するにはこのサイズがちょうどいいからです。
ナビ本体を固定するためのステーでアースをとる場合もよくありますが、こちらは8mmのボルトなのでもっと小さなアースコードを使用しても問題ないということになります。
エレクトロタップ
メーカー:不明
適合配線コード:0.18~0.36sq
≪備考≫
こちらの商品はカーショップなどで購入することも可能です。
配線を分岐させて電源をとる場合などに使用される部品になります。
価格は入っている個数にもよりますが1個あたり約50円ほどで購入することができます。
こちらの商品のいいところは配線コードの被覆をはがすことなく配線の分岐などができることです。
今回ナビキットを作成するにあたって、サイドブレーキとテスト端子をアースに落とす必要があり、この2つの配線をまとめるためにエレクトロタップを使用することがあるので紹介しました。もちろん、被覆をめくってつなげればエレクトロタップを使用する必要はありません。
≪注意点≫
エレクトロタップには配線コードの適合サイズによる種類があります。
1番流通しているであろうエレクトロタップの配線コードの適合サイズは0.5~0.85sqです。
0.5~0.85sqのエレクトロタップで、0.2sqの配線コードの分岐をすると、分岐ができていない場合があるため適合するエレクトロタップをよく確認の上、購入することをおすすめします。
最後に
『ナビキットをつくるために必要となる工具』
『ナビキットをつくるために必要となる工具』については
2019.08.15(Sat)の投稿にて紹介しています。
詳細はこちらをご覧ください。
『ナビキットの作成方法の詳細』
は後日投稿させていただきますのでお楽しみに
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