
走行中にテレビがみれるようにするための知識についていくつか紹介してきましたが、工具がなくては作業することができません。
工具も高価なものがあったり、買ってもその後使う機会がなかったりと工具に関する疑問もあると思います。
今回はナビキットをつくったり、車両を改造するために必要となる工具、代用できる工具、ぶっちゃけ必要ない工具などを紹介していきますので参考にしてください。
走行中にテレビがみられるように改造する方法はこちら
ナビキットをつくるためのパーツの紹介はこちら
※今回紹介する内容はトヨタ・ダイハツのディーラーが販売するナビ(販売店装着オプションのナビ)を基本として説明しているため、すべての自動車・ナビで該当するわけではないので注意してください。また改造にともなう損害やトラブルに対する責任は一切負いかねますのでご了承ください。
ナビキットをつくるための工具
端子の圧着工具
今回紹介している走行中にナビがみれるようにするための端子は幅が約2mmと小さいので、カーショップなどで市販されているのもでは圧着をすることが困難です。
わたしが住んでいる周辺のショップで探してみましたが市販されていませんでした。
大きなショップでは販売されているかもしれませんが、カタログをみて取り寄せ、又はネットで購入することになると思います。
紹介している圧着工具はホーザン(HOZAN)のP-706という大小さまざまな端子の圧着に適している商品です。
ちなみに私が使っている圧着工具はエンジニア(ENGINEER)のPA-09という商品ですが、どちらかというとホーザンの商品の方が使い勝手がいいように感じます。
※小さい端子専用のため、アース端子などの大きなものは圧着することができません。
圧着工具の価格は約3000~5000円
整備士などであれば持っていても損をしない工具のため購入することをおすすめします。
しかし、DIYで自分の車を改造するためだけなど場合は購入するのは少しもったいない価格です。
そんな方は最初から圧着された端子を購入することをおすすめします。
また、作業的にも楽な安いテレビキットを購入して取り付けるだけにする
という方法もありますので検討してみてください。
参考までに・・・
私が使っている圧着工具が悪いのかもしれませんが、思った以上にきれいに圧着するのは困難でコツが必要です。
力加減によって作業中に端子が曲がってしまったり、最悪端子が折れてしまったりするので注意をしてください。
カプラ端子抜き工具
コネクターから配線を抜き取る場合に必要となる工具です。
大きなカーショップであれば似たような商品が販売されていることがあるようですが、基本的には取り寄せかネットでの購入になるかと思います。
カプラ端子抜き工具の価格は約2000円
こちらも自分の車をDIYするためだけに購入するのはもったいない商品です。
というのも、細くて長いもので代用することが可能だからです。
例えば、精密ドライバーの一番細いものや、たこ焼きピンなどで作業が可能です。
しかし、専用の工具ではないので強度不足で工具が曲がってしまったり、カプラー側を傷つけてしまうこともあるので注意をしてください。
ワイヤーストリッパー
配線の被覆をきれいに剥がすための工具です。
この商品はカーショップなどで購入することが可能です。
ニッパーやペンチ、ハサミなどで代用することができますが、配線が細いため切ってはいけない芯線まで切ってしまうことがあります。
1000円もあれば購入できる安価な商品もあります。
自動車だけでなく、あらゆる配線に使用でき安価なためDIYで作業する人でも購入をおすすめする商品です。
その他の工具
取り外した端子を絶縁するためなどにビニールテープを用意しておくとよいでしょう。
またエレクトロタップを使用する場合にはプライヤーなどの工具も必要になってきます。
この他にも作業工程をイメージして、必要となる工具を事前に準備しましょう。